天野屋さんご紹介
千代田区界隈の老舗をご紹介するページ。第一段は神田明神の鳥居すぐ脇で営業されている天野屋さんです。
『天野屋さん』記事の索引
甘酒の実力をご紹介
今回紹介させていただくのは、米麹甘酒で有名な天野屋さんです。
甘酒には、米麹甘酒と酒麹甘酒があります。
天野屋さんは米麹甘酒をお造りになっています。
天野屋さんの米麹甘酒についての取り組みはすでに様々なメディアで紹介されています。
甘酒って飲みますか?
アイス甘酒をいただきながら、中学からの幼なじみ天野公徳さんにお仕事の展望を聞きました。
商売の神様として名高い神田明神では、お正月に商売繁盛を祈る「願掛け」時にすさまじい数の参拝者が集まります。
10万人を超えるとか超えないとかいわれていますが、そんな東京ドームの収容人数の倍の人たちが、夜を徹して並びます。
その寒空に甘酒があったらほっとしますよね。
老舗ならではの滋養溢れる商材
天野屋さんの伝統の甘酒製造場所は、なんと大鳥居の隣の店舗の奥にあります。
何気なく書きましたが、場所は都内屈指の人を集めるスポット秋葉原のすぐ隣ですからね。
そんな都市のど真ん中地下六メートル程のところに糀室があるのです。
現在この土室で糀を作っているのは千代田区なら天野屋さんのみ。そして東京都内でもかなり希少です。
このように伝統的な製法で作られる甘酒の特徴は次の三つです。
- 砂糖や添加物が一切入らず、すっきりとした甘さが感じられる。
- ビタミン・アミノ酸がお肌の調子を整えます。
- 発酵飲料なので、腸内の善玉菌に働き掛けます。
健康飲料を謳う食品はたくさんありますが、伝統に則った製法により製造される商材には安心感があります。
伝統を活かして
放っておいてもお正月から10万人の人手でにぎわう神田明神の門前。
商売をする上ではこの上ない立地であり、順風満帆のようにも見えますが、今後の経営課題をあえて伺ってしました。
やはり、お客様の年齢層が上がっている点が気になりますね。若い人たちの間にわざわざ「甘酒を飲もう」っている機会がない。–天野さん
時代が令和になりますが、この「伝統製法に則った甘味」を素材とした商材には熱い視線が注がれていますよね。
この辺の事情は、その伝統にどっぷりつかって真面目な製品を作り続けている人たちよりも、むしろ外部の人の方がビジネスチャンスを感じられるのかも知れません。
今後の課題と展望
若年層の顧客を増やしたい。これは伝統的なご商売をされている業者さんには共通の願いです。
商材がよいものであることは分かっている。後はそれをどうやって伝えていくのか。
次のようなアイデアが浮かびます。
- 甘酒を使った料理のレシピ本を作成する。
- 甘酒を使った親子の料理教室を主催する。
- 実力のある外のケーキ屋さんなどとコラボして、新商材を開発する。
- 使い勝手の良い通販サイトを構築し、全国に宣伝販売する。
- パッケージにとことんこだわり新規顧客が手によりやすくする。
お問い合わせ
今回は急なご依頼にもかかわらず、取材に応じていただきありがとうございました。
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最終更新日: 2020年08月24日